はじめに
bootstrapを学びたい方のために、基本的な仕組みや使用方法について詳しくご紹介します。
bootstrapとは何か?
bootstrapとは、Twitter社によって開発されたオープンソースのフロントエンドフレームワークです。HTML、CSS、JavaScriptのテンプレートが豊富に用意されています。レスポンシブなWebサイトを簡単に作成できる点が特徴です。
bootstrapの基本構造とは?
bootstrapを使うためには、基本構造を理解することが重要です。主に以下のような流れで構成されます。
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HTMLにbootstrapのCSSとJavaScriptを読み込む
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レスポンシブデザインを意識したコンテナクラスを使用
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グリッドシステムでレイアウトを管理
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さらにコンポーネントを活用
HTMLファイルにbootstrapを読み込む方法
bootstrapを使用するためには、下記のようにCDNリンクを追加します。
<head>
<link href="https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@5.3.0/dist/css/bootstrap.min.css" rel="stylesheet">
</head>
<body>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@5.3.0/dist/js/bootstrap.bundle.min.js"></script>
</body>
コンテナとグリッドシステムについて
bootstrapのレイアウト設計では、「コンテナ」と「グリッドシステム」が重要な役割を果たします。
コンテナは、ページ全体の最大幅を制御し、適切な余白を持たせるために使用します。
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.container
:レスポンシブに対応した固定幅のコンテナ -
.container-fluid
:広いスクリーン全体に幅を広げるフル幅コンテナ
例:
<div class="container">
通常のコンテナ
</div>
<div class="container-fluid">
フル幅のコンテナ
</div>
グリッドシステムは、行(.row
)と列(.col
)を組み合わせてレイアウトを構成します。一行12分割の概念により、簡単に広い範囲に対応した配置設計ができます。
例:
<div class="container">
<div class="row">
<div class="col-6">50%幅</div>
<div class="col-6">50%幅</div>
</div>
</div>
レスポンシブ対応の列の書き方
bootstrapでは画面サイズに対応して、列の幅を統一したり分けたりできます!
例:
<div class="row">
<div class="col-12 col-md-6">スマホでは1列,デスクトップ以上では2列</div>
<div class="col-12 col-md-6">同じく2列目</div>
</div>
ブレークポイントのクラス:
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col-sm-
(小さな画面(1級)) -
col-md-
(中級の画面) -
col-lg-
(大きめの画面) -
col-xl-
(最大級の画面)
と、デバイスサイズに対応したクラス指定が可能です。
よく使われるbootstrapコンポーネント
bootstrapには、すぐに使える豊富なコンポーネントが用意されています。
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ボタン (Button)
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ナビゲーションバー (Navbar)
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アラート (Alert)
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モーダル (Modal)
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フォーム (Form)
これらを駆使することで、サイト作成が大幅に効率化されます。
カスタマイズと拡張性
bootstrapは初期状態でも充分に使えますが、カスタマイズすることで一歩進んだサイトを作れます。
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CSSの上書き
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Sassを使った変数カスタマイズ
-
JavaScriptで動きを追加
さらに、外部プラグインを利用すれば拡張性も高められます。
用語解説
フレームワーク
開発を効率化するための枠組み。
レスポンシブデザイン
画面サイズに対応してレイアウトが変わる設計。
グリッドシステム
行と列による配置システム。
コンポーネント
事前に用意されたユーザーインタフェース。
CDN
近いサーバーからコンテンツを配信する技術。
おわりに
今回は「bootstrap 基本構造 解説」として、初心者の方でも理解しやすいように概要と使い方をまとめました。